目の前に真っ赤なボンテージに身を包み、
片手に鞭を携えた女が一人。
その格好に不自然な眼鏡が、逆に色気を増す。
なぜ白昼堂々そんな格好でぶらついてるのか。
一仕事終えて帰ろうとした目の前に現れてげんなりする。
「あら全蔵じゃない。なんでこんな所にいんのよ。肛門科は東の方よ」
「おまえさ…その格好、はしたないとか思わないの?今更だけど…」
「あんたに言われる筋合いはないわよ」
「どこでそんな趣味に目覚めた?仕事のしすぎでおかしくなったか?」
「この私のパーフェクトボリィを利用して何が悪いの!」
「まぁそうだけど…そもそもお前忍術体術優れてたんだから
女の武器みたいな技、覚える必要なかったろう」
「…」
「…寝技なんて特にな」
「セクハラでお仕置き人に訴えるわ…」
「しれっとした顔してパンピーに紛れてりゃぁ思い人と添い遂げられただろうによ…」
「うるさいわね、あんたに言われる筋合いないって 言 っ て る で しょ」
ずぼっ!!!
人差し指と中指を鼻の穴に深く突き刺され、上方向へ持ち上げられた。
相手は女と言えど自分の足下がやや浮き上がる。
「イデデデデデデデ」
(俺だって責任ちょっとは感じてんだけど)
「ばっかじゃないの?!私の意志でして来たことに対してあんたにとやかく言われたくない
何事も経験っていうのがスタンスなのよ。そういうあんただって初めてじゃなかったったんでしょ、誰なの言いなさいよ!」
「ふがっ…忍者学校の…イデデ…食事配膳のおばちゃんってか、一人そこそこ若いひといたじゃん、あの人。」
つま先立ちになりながらも必死に応える。
「ブス専は生まれつきだったのね、ある意味羨ましいわ。ま、私みたいにメス豚に目覚める経験もできなくて可哀想だけど。」
すぽっ
あっさりと2本の指を抜いた。
「初めての人とそのまま添い遂げられるなんてこの世界に居て思っていたりしないわよ。
だった順番がどうであろうと最後に一番好きな人がくればいいのよ」
「フン、お前さんらしい。だがその考え方は嫌いじゃねぇな。ちなみに俺は当時雑食だ。まだブス専じゃねぇ」
こちらをふり向いてニヤリと笑った。こちらも楽しくなる様な企み顔で。
眼鏡が光ってる。
「哀れみを受ける様なことは自分でもしたくないわ。そもそも初めての相手がその時好きな相手だったら何の不憫もない」
「…????」
「思い込みで過去だって変えてやるわ」
鞭を振るいながら歩く赤い後ろ姿が妙に眩しい。
幼なじみの行く末を、
(見守ってやろうじゃぁないの…)
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思いっきりねつ造なんでスルーしてくださいね。
まぁさっちゃんと全蔵が擦れた関係とかだと萌えるなぁと思って
そういう会話を切り取りたく書きました。
過去一悶着あった間柄、というか一悶着にも感じてないさっちゃんが好きです。
きっと彼女言われるまで当たり前のことと受け止めていそうで。
ドMの打たれ強さという。
全蔵はドライですが所々でふと誰かを気にしてればいい。
それもすべて日常として受け止めそうですが。
ちなみにこの全蔵はバイです。
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